アップカミングな香水ブランドはコレだ!『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』
2020年秋、パリ発のサステナブルな香水ブランド『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』が日本上陸を果たしました。環境に配慮した製品作り、パーソナライズ可能な香りなど、時代の最先端をゆくラインナップが特徴です。そんな話題のブランドの魅力に迫ってみました。
2022年06月09日更新
記事の目次
[1]パリ生まれの『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』
『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』は、フレグランスを愛してやまないパリジャン、Ludovic Bonneton(リュドヴィック・ボヌトン)によって2016年に設立されました。
小さい頃から嗅覚に敏感だったというLudovic Bonneton(リュドヴィック・ボヌトン)。
昔ながらの芸術的な香水を現代的な方法で蘇らせたい、という彼の願いから始まっています。
出典 bonparfumeur.com/pages/story
『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』の一番の特徴は、香りを自由自在に組み合わせて自分好みのフレグランスを作る「MIX&MATCH(ミックス・マッチ)」の方法です!
フローラルやフルーティー、オリエンタル、グルマンなど10種類のフレグランスファミリー(香りの系統のこと/日本では9種類の展開)に分けられていて、単品使いはもちろん、複数の香りをミックスして使うことができるんです。
例えば、「101」と「302」を組み合わせて1つの“香水”とするなど、香りの着せ替えが可能に。
3ケタの番号が香水のタイトルになっていて、百の単位はフレグランスファミリーを表し、下2ケタは発売した順番を表しているそう。
とってもシンプルで分かりやすいですね。
さらに動物実験は行わず、サステナブルな環境で作られた香料を用いるなど、エシカルな活動にも力を入れているとのこと。
企業に対する信頼感と安心感を抱くことができました。
お値段も手ごろで、ユニーク&ユニセックスな香りが魅力の『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』。
たくさんのラインナップから特に気になった4つの香りをチョイスしてみました♪
[2]食事やワインと同じように、多彩な香りを楽しんで
「いつも同じ料理や同じワインを選ぶとは限りません。美食家になるには訓練が必要です。それは嗅覚にも当てはまります。私にとって、本当の贅沢とはパーソナライズです」
と、創業者のLudovic Bonneton(リュドヴィック・ボヌトン)は語っています。
香りの世界をより深く堪能するためにも、まずはたくさん試して自分なりに分析することが大切だな、と思います。
そういった意味では、フレグランスファミリーごとにラインナップが整っている『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』は香りの知識を広げるのに最適かもしれません。
10種類のフレグランスファミリー
出典 instagram.com/p/B6LAaO1Ce1Z/
・000番台(グレーのラベル)…コロン
・100番台(ライトピンクのラベル)…フローラル
・200番台(イエローのラベル)…フルーティ
・300番台(レッドのラベル)…アンバー&スパイシー
・400番台(パープルのラベル)…オリエンタル
・500番台(マゼンダのラベル)…グルマン
・600番台(グリーンのラベル)…ウッディ
・700番台(ブラウンのラベル)…アロマティック
・800番台(ブルーのラベル)…マリン
・900番台(ブラックのラベル)…スペシャルノート
この中から「MIX&MATCH(ミックス・マッチ)」しやすそうな香りを4つ、ピックアップしてみました。
・洗練フローラル「103」
■3つのメインノート:ティアレの花、ジャスミン、ハイビスカス
トップノート:イタリア・ベルガモット、エニシダ、ハイビスカス
ミドルノート:ジャスミン、モロッカンネロリ、フランパニエ、アプリコット
ラストノート:バニラ、ホワイトムスク
タヒチの国花でもあるティアレの花。そんなトロピカルフラワーが象徴の「103」の香りは、とてもクリーンで幸福感に包まれています。
カジュアルな装いにぴったりで、気軽にまとえるところが魅力。
フェミニン過ぎず洗練された香りなので、ウッディノートと合わせればメンズフレグランスとしても楽しめそうです!
・もぎたてのリンゴ香る「201」
■3つのメインノート:青リンゴ、スズラン、マルメロ
トップノート:ベルガモット、グラニースミス(リンゴの種類)、カシスの葉
ミドルノート:マグノリア、フリージア、スズラン、マグノリア
ラストノート:ムスク、シダー、ベチバー
ジューシーなリンゴの香りがとっても好ましい「201」。
グルマンな甘い香りも、ユニセックスで爽やかすぎるのも苦手だな…という方に朗報!な香りです。
フルーツならではのいやらしくない甘さ、軽やかさは意外と癖になるかもしれません♪
この香りで一日をスタートしたくなるほど清々しい香りがしました。
・肌の香り「302」
■3つのメインノート:アンバー、アイリス(あやめ)、サンダルウッド
トップノート:ゼラニウム
ミドルノート:インセンス、バニラ
ラストノート:ムスク、サンダルウッド、アンバー
一番セクシーだな、と思ったのが「302」です。
石けんぽくもあり、全体的にクリーミーで曖昧な香り。それが肌の香りを思い出させると言いますか、妙にリアルで色っぽい印象を持ちました。
セクシーな香りに仕上げたい時はこの「302」をミックスさせるのがマストでしょう!
もちろん単品でも十分に完成されているフレグランスです。
・ハンサムウッディ「601」
■3つのメインノート:ベチバー、シダー、ベルガモット
トップノート:ベルガモット、レッドペッパー、グレープフルーツ
ミドルノート:ペッパー、スミレ
ラストノート:ベチバー、シダー、サンダルウッド
中性的な繊細さと男性的な色気をあわせ持った、ハンサムで複雑な香り。
モテる男性はこんな香りがするんだろうな、と思わせるフレグランスです。
いろいろな香料と相性の良いウッディノートですが、グリーンシトラスノートと合わせればより現代的なメンズフレグランスに、フローラルノートと合わせれば上品なユニセックス香水となりそうです!
[3]サステナビリティはマストです
今日では、衣食住とさまざまな業界でサステナビリティ(持続可能)性が求められています。
もちろん香水業界もフランスを筆頭に始まっていて、『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』はサステナビリティにこだわるブランドの一つ。
外箱やボトルのラベルにはリサイクル紙を用い、原料なども全てフランス国内で調達することで輸送のエネルギーを削減しているそうです。
動物実験は行わず、防腐剤やバラベン、紫外線吸収剤なども一切使用していません。
こういった企業のエコ活動はもはや不可欠だと思いますし、これからの香水業界では主流になっていくのでしょうね。
また『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』の価格帯がそれほど高価でないことも魅力です。
15mlサイズが3400円、30mlが5400円、100mlが1万1700円(各税別)と手に届く値段が嬉しいですね♪
[4]重ね付けに挑戦したくなる
リーズナブルながら、香水上級者も楽しめるクオリティを持つ『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』。
アーティスティックな香りは単品でも満足できますが、重ね付けすることでよりニッチ性が増し、ワクワクした気持ちになれました。
ここまでヴィーガンやサステナブルに注力する香水ブランドは初めてですし、これから大ブレイクするのでは…と秘かに感じています♪
現在、日本でも首都圏エリアの4店舗のほか、百貨店、セレクトショップなどでの販売がスタートしています。
本国フランスで話題の「MIX&MATCH(ミックス・マッチ)」の方法を、ぜひ試してみて下さいね!
>>『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』正規取り扱い店/ブルーベル・ジャパン 公式フレグランスショップ「ラトリエ デ パルファム」